「おんがえし」の想い

私自身、幼少期より祖母と同居し、老いる家族をサポートする母の姿を見て育ちました。家族を支えることは、私にとってごく自然なことです。40歳で再婚後、病気が発覚した義母は「介護される」感覚を強く嫌い、最期まで自分らしくいることを望みました。私たちはその願いを尊重し、病院の付き添いだけでなく、毎日の生活に喜びを与えることに注力しました。買い物、思い出の地へのドライブ、 心が和む花を見に行く時間。これらは、義母が病による気分的な落ち込みを乗り越え、笑顔を取り戻すための大切な「生活のエスコート」でした。最期まで「世話をされている」ではなく、「生活を楽しんでいる」と感じていただけたことが、私たちの原点です。私たちは、ご自身の尊厳と生活スタイルを大切にしたいと願う方々を、ご家族のような親身な目線で全力でサポートいたします。お客様が残りの時間を心豊かに、自分らしく輝いて過ごすためのエスコートをお約束します。

半日のお出かけから、心に残る宿泊旅行まで、お客様のご希望に合わせて安心で快適な外出をトータルでエスコートいたします。

まずは無料お顔合わせでご希望やお身体の状態を詳しくお聞きし、お身体への負担を最小限にするため、「できるだけ歩かない導線」でルートを作成し、徹底した下見とシミュレーションを行います。宿泊旅行は旅行会社との綿密な提携によりオーダーメイドの旅程を決定します。
待ち時間を減らす工夫で、移動中のストレスを極限まで軽減します。エスコーターが同行することで、ご家族は介護の役割から解放され、全員が心から楽しむことに集中できます。ご家族間だとついつい喧嘩になってしまうことも防げたり、皆さまが笑顔で過ごせるかけがえのない時間を提供いたします。素敵な思い出を形に残す想い出の写真プレゼントも行っております。

実は「おんがえし」は、腑に落ちる屋号を求めて辿り着いた三度目の名前です。私が育った家は墓地の前。幼い頃から母と一緒にお墓参りに行くことが習慣でした。その環境のおかげで、自然とご先祖様への感謝の気持ちが心に根付いたと感じています。

今まで私を育ててくれた両親や祖父母、そして人生でお世話になった全ての恩師や方々への尊敬と、「恩返し」の気持ちを持ち続けたい。

この強い想いこそが、私たちのサービスと活動の揺るぎない大前提です。

この屋号には、ご縁をいただいたお客様一人ひとりに、これまでの人生で受けた恩を返すように、心を込めて尽くしたいという誓いを込めています。　　シニアエスコーター®として、感謝の気持ちを込めた最高のサービスを提供してまいります。